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ルータ (工具) : ミニ英和和英辞書
ルータ (工具)[ぐ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [たくみ]
  1. (n,adj-na) (1) workman 2. artisan 3. mechanic 4. carpenter 5. (2) craft 6. skill 7. (3) means 8. idea
工具 : [こうぐ]
 【名詞】 1. tool 2. implement
: [ぐ]
  1. (n,n-suf) tool 2. means 3. ingredients 4. counter for armor, suits, sets of furniture (armour) 

ルータ (工具) : ウィキペディア日本語版
ルータ (工具)[ぐ]

ルータ()は、木材面取り・ホゾつくり・溝切り・切断をする為の木工用電動工具である。ルーターと長音符を付けた呼び方も時々みられるが、JISC9745-2-17手持ち形電動工具-安全性において「ルータ」の用語となっている。国内主要メーカーのカタログも名称は「ルータ」となっている。
使用する先端ビットは、軸径は6ミリメートル8ミリメートル12ミリメートルが使用できる。欧米では、1/2インチ=12.7ミリメートルが主流。ただし、軸径の異なるビットを使用する場合は、コレットスリーブを交換する必要がある。ルータはトリマに比べ大きなモーターを使用しており重切削加工ができる。作業時には、ボディ(本体)両側のハンドルを両手で支えて使用する。切削深さ固定のトリマと違い、ボディが上下するプランジング機能が付いており、作動中に最初に設定した深さまでの掘り込みと設定深さ位置での停止、自動復帰ができる。
== 歴史 ==

現在よく知られているルータは、ルータプレーン(router plane)と呼ばれる手動工具から進化した。洋式カンナ()の一種であるこの工具は、木の表面に底が平らな溝や凹みを削るための道具で、木や鋳鉄製の本体と、溝の深さを調節できる棒とそれにつながる刃先とで構成されるL字型の刃物が付いているのが特徴である。
刃物が回転する方式の最初のルータは、回転数が2500回転/毎分の足踏み駆動式であった。このBarnes Foot Power Formerは、最新のルータとシェーパー・テーブルである。この機械は、二輪車の足動力を特徴とした特許1876年登録No.177088を受けた〔USPTO 特許No.177088(1876年) 〕。バーンズのFoot Power Formerは、1872年に確立されたW.F.&ジョン・バーンズ社によってイリノイ州ロックフォードで製造された。そして多くの足動力の工具が、1930年代に使われた。
商業的に生産される最初の携帯型電気ルータの開発は、1905年に最初に売られるケリー・ルータでした〔USPTO 特許No.1046075(1908年) 〕。
ケリー・ルータは、Kelley Electric Machine Co.によって、バッファローで製造された。しかし、ケリー・ルータは、現在の物に比べ非常に大きくに重かった。カーター電動ルータ(Carter electric router)もまた第一次世界大戦(1914-1918年)中に発売が開始された〔USPTO 特許No.1584078(1926年) 〕。カーターのルータは、回転数が18,000回転/分でサイズが豊富で重量も軽かった。それらは、エレクトリックハンドシェーパー(electric hand shapers)と呼ばれ10年間に10万台以上販売された。
1929年に出版されたカタログEシリーズWoodworkers Tool Works Chicago 1929には、いくつかのカーター電動ルータがのっている。カーターは、1929年にスタンレー・エレクトリック・ツール(Stanley Electric Tools)に彼のビジネスを売却した。そしてスタンレー(Stanley)は、スタンレーの電動工具部門がボッシュ・パワーツール・コーポレーションによって購入されるまでの1980年代初期までルータを製造し続けた。
ポーター・ケーブル社は、1940年にルータの製造を開始している〔POPSCI 1953年214頁 〕。ポーター・ケーブル社が、1981年10月に、ロックウェル・マニュファクチャリング社に購入されたとき、ロックウェル社は、携帯動力工具部門をペンティアー社(Pentair Inc.)に売却した。この時、ルータビジネスを、ポーター・ケーブル社に戻した。
プランジング機能のルータはElu社によってドイツで1949年に最初に発売された。会社名Elu(Eugen Lutz KG)は、その創設者ユージン・ルッツ(Eugen Lutz)の名をつけている。Elu社のプランジング機能付きルータの世界的な販売は、1951年から始まりました。最初のElu社のプランジング機能付きルータは、1960年に若干のデザインがモデルチェンジされた。しかし、電子部分以外は現在もほぼ同じである。Eluルータはスイスで製造されて、ルータメーカーのブラック・アンド・デッカー社によってアメリカ合衆国で販売された。
そして現在では、世界の主な電動工具メーカーがルータを製造販売している。先端に取付ける刃物のビットも豊富にあり、色々な形状と作業に適した物を選ぶことができる。また、「大いれ継ぎ」「アラレ継ぎ」「アリ継ぎ」用等の専用ジグが発売され、初心者でも簡単に加工ができるようになった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ルータ (工具)」の詳細全文を読む




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